›August 30, 2004

GEKKOの華麗なるデビュー

Posted by tearoom at 06:41 PM / Category: antenna / 8 Comments

先日エントリーした新しい自転車で書いたように、新しい自転車を買った。日曜日にその自転車で走行デビューをしてきたので、その報告。

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(以下画像多め)

乗ってもいないのに、いきなり電車で輪行に挑戦する度胸もなく、さていつ走らそうかなと思っている矢先、いきなりチャンスがやってきた。土曜の夜に夫が「明日仕事したいから、自転車と私を積んで街中まで運んで、3時間後くらいに拾ってやる。」と言うのだ。これは願ったり叶ったり。そうか、輪行は電車に限らず自動車でも可能なんだ!と、言われて気づいたほど自動車は頭にいれていなかったのだった。近所を走らせてGEKKOデビューするより、街中でデビューさせてあげられる方が華麗で素敵だ。

そして日曜日のお昼前にGEKKOを自動車の後部座席の足元(2ドアなので少々大変)に入れて、事務所のある大阪天満宮付近で下ろしてもらった。車から降りて初めてGEKKOに乗ってみた。走りは軽いのだが、笑っちゃうくらい速度がでない。車輪が小さいのだものね、仕方ないよ。一緒に商店街近くにある普段着の四川料理『坦坦』でお昼ご飯を食べた。私が食べたのは海鮮焼そば。とても私好みで美味しかった。夫が食べたのは名前忘れたれど、スープ無冷麺みたいなもの。私は辛いものが不得意なので、一口貰ったけどかなり辛かった。辛ーーい! といいつつ、その後もう一口貰ったので、美味しいのかも。辛いもの好きな人にはオススメかも。

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その後私とGEKKOは天神橋を渡り、先週針穴友の会のMeetupの撮影会の場所をGEKKOでうろうろ。自転車だとすぐだ。プランに入れなかった場所で行きたかった建築物の前で針穴写真を撮る。でもやはり一人だと少々恥ずかしい(笑)。先週は皆さんと一緒で楽しかったなと思い出しつつ何ヶ所かで、買ったばかりの伸びる三脚(89センチまで伸びるのだ!)を広げ針穴をした。その途中で一人の女性に話しかけられた。「八木通商はどこですか?」近代建築を見て回っている人なのだろうか。地図を片手に持っている。八木通商といえば、先週友の会で記念撮影をした建物だ。自信満々で「その角を曲がって右ですよ」と答える。道案内できて嬉しかった。

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道を尋ねられた時にいた『大阪市立愛珠幼稚園』(1901)、大阪市有形文化財。ビジネス街の真ん中にある木造建築の幼稚園。こんな歴史のある建物の中で学べる子供たちが羨ましい。

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その隣にある『旧緒方洪庵住宅及び旧適塾』(1792)、国指定史跡、国指定重要文化財。史跡公園が隣にあって、ここはさすがに観光している人の姿も見えた。自転車から離れる事が怖かったんで、中は見ないまま外からこの写真を撮っただけ。

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その次に向かったのが1枚目の写真の『芝川ビル』(1927)。マヤ文明の装飾をほどこしたビルでとても素敵なビルだ。そこでGEKKOの記念撮影をさせてもらった。こうやって見ると、あの重い自転車もカッコよく見える。

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その後は、淀屋橋北浜から本町方面に向けて走り、人のいないオフィス街をうろうろ。途中で素敵な建物を見つけたらカメラを撮り出し写真を撮った。左上から『清水猛商店』(1923)、赤レンガと日本瓦が使われている。街灯も看板も素敵だった。そのすぐ向かい側にある『板谷歯科医院』は大正末期に建てられたらしいが、この敷地は土地区画整理の対象になっているらしい。一階にスノーボードのお店みたいなのが入っていて、その看板が良かったので、看板だけで失礼。下の段の左は『明治屋ビル』(1924)、堺筋に面していて中央大通りの側に立っている。一見すると古いビルには見えないのだけど、入り口部分はこんなにレトロ。そして『大阪農林会館』(1930)、現在は一階に楽市というお酒のディスカウントショップが入っていた。ブティックやレストランやアトリエや、活発に使われている近代建築だ。心斎橋東急ハンズの近くにあるので、人も自転車もいっぱい。

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折角ここまで来たからと、ハンズに入ろうとしたのだけど、駐輪場がわからず断念。自転車を離れるには心細過ぎるワイヤーのついた鍵ひとつしか持ってきていなかったのだ。しっかりとした鍵を早く買わねば。そしてここまで来たのだからあそこに寄ってみないといけない。中には入らなかったけど、心斎橋にオープンしたばかりのApple Store Shinsaibashi。もう入場制限もされてない様子で、綺麗な店内ではゆっくり商品が見られたようだ。前日ここで並んでた人を想像しつつ、ベンチに座り、持参したミネラルウォーターを飲んだ。裏側のオーパきれい館の前にはオレンジのベロタクシーがいっぱい。この日はキャンペーンで無料で乗れたようだ。

自転車だと、どんどん移動できる。GEKKOデビューの日だというのに、それがとても嬉しくて、もう少し脚を伸ばして走らせることにした。以前から気になっていたのにたどり着けなかった場所『湊町リバープレイス』に挑戦。あいにく地図は持ってきていなかったのだけど、道頓堀川のそばにあるということはわかってたんで、アメリカ村の中を人を除けながら通ってたどり着けた。そこでやっとGEKKOを柱に縛りつけて、中のカフェでアイスカフェラテを飲んだ。やっとたどり着いた喜びのあまり、デジカメで写真を撮るのを忘れる。針穴では3階から1枚撮った。川のほとりのデッキに行きたかったのに、どうやって行ったらいいのかわからなくて、これは次回の課題としよう。

ここで夫にピックアップしてもらうため電話を入れた。OCATと湊町リバープレイスの間の道を進んで行った。予定では肥後橋方面に進む予定だったのに、なんせ地図を忘れた。このあたりの地理にはとことん疎くて、新なにわ筋という標識が見えた時、少し迷った。右が中之島方面と書いてある…。しかし止まらないのだ。不安を憶えつつも走り続けると、突然目の前に大阪ドームが現れた!! とんでもない方向に走ってしまったようだ。大阪ドームで拾って下さいと夫に笑いながら電話を入れた。

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知らない場所へ行く時は、地図は忘れないようにしよう。ドーム横のコンビニで飲み物を買って外で待っていると、お迎えが来た。GEKKOをたたんで車に入れ、エアコンの効いた車内に座ったとたん、足腰が痛い事に気づいた。やっぱりいきなりだったかもしれない(笑)GEKKOの華麗なるデビューポタの日曜日だった。

›August 26, 2004

土鍋でご飯を炊く

Posted by tearoom at 03:13 PM / Category: a daily life , shopping / 13 Comments

家事にやる気のなくなったときに読むと"日々の生活を楽しみながら暮らしてみよう"と思う何冊かの本がある。小説は手放すことができても、その類いの本は捨てられなくて、いわば『生活の参考書』。それらの本は、おいおい紹介していくとして、最近そういう本をまた一冊手に入れた。有元葉子さんの本なのだが、その本に書かれていた事で私がまずやってみた事がある。それが『土鍋でご飯を炊く』。

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土鍋でなくても蓋が重い鍋なら良いらしい。多重層のステンレス鍋や、ル・クルーゼの鋳物のお鍋で炊いている人も多いのではないだろうか。

Le Creuset ココット・ロンド (24cm / チェリーレッド)


そんな中、有元さんは土鍋で炊く事が多いと書かれていた。うちの土鍋はずいぶん前でまだ広島に居た頃に、クロワッサンの店で買った変わった形の土鍋だ。良く見る土鍋の形ではなく、寄せ鍋なんかに使うと、とても使いづらい。その時はとにかくシンプルな模様がない土鍋を探していたんで、それを選んだのだった。年季が入って汚いので、小さな写真をどうぞ…(お恥ずかしい(汗))

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早速試した。お米を研いで、しばらく浸水させておく(炊く時間の30分前にお米を研いで、ザルにあげていても良いみたいだ)。お米1合に対し、お水200ccが基本。強火で20分、火を消して20分蒸らす と書かれていたのだが、この土鍋の蓋では軽過ぎたようで煮こぼれそうになった。火を弱め蓋の上にヤカンを置いてみた。また、2合で炊いた場合10分過ぎた頃から、お焦げの匂いが香ばしくただよってきたため、その時点で火を止めた。そのまま蒸らしを20分。おそるおそる蓋を開けたら、なんともおいしそうなご飯! お焦げも出来ている。風味のあるふっくらご飯は、炊飯器で炊いたご飯とは比べられない程美味しかった。ご飯は沢山炊くと美味しいらしいのだが、わが家は2合くらいしか炊かないし、炊飯器も3合半炊きだ。(しかもその炊飯器も調子があまりよくない。)
土鍋で炊いた美味しいご飯の味を知ると、もう炊飯器で炊く気にはならなくなり、土鍋ご飯の日々。蒸した後ジャコを入れて蓋をしてまた蒸らし、ジャコご飯にしたら大ヒット。まだいろいろバリエーションができそうだ。

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そんな土鍋ご飯に夢中の先日の日曜日、有元さんの本に書かれていた、内蓋付きのご飯炊き専用土鍋を偶然見つけてしまった。その名も『ふっくらごはん鍋』。2合炊きと4合炊きがあって、色は黒だった。迷わず2合抱き土鍋を抱えて、レジに行ったのは言うまでもない。使う前にお米のとぎ汁と小麦粉少しを加えて火にかけて、土鍋の目地を整える準備も終わって昨夜その土鍋でご飯を炊いて見た。内蓋のおかげで吹きこぼれない。素敵だ。味もとても美味しかった。炊飯器は少量炊きだとデザインの良いものがないし、次に買う事はもうないかも。(買ったお店はNAMBAパークス4FのDOUBLEDAY。2000円くらいでした)

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追記:こんなサイトがあったなんて! 土鍋ごはんドットコム

›August 25, 2004

新しい自転車

Posted by tearoom at 11:51 PM / Category: shopping / 4 Comments

日に焼けた夏になった。例年の7月8月というのは、紫外線から逃げるように昼間は部屋から出ないで、日暮れから外出するのが常で、移動は車。しかし今年は違っていた。夏が始まる前から日に焼けていたし、毎年悩まされた腕の紫外線アレルギーも出ていない。これまでと今年と何が違うのかと考えると、それは『自転車』と『写真』だ。

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昨年10月

変速の付いた自転車を買ったのは、去年の夏の終わり。それまでもいつも自転車はあったけど、近所の買い物用や駅までの道に乗るだけのママチャリだった。変速付きの自転車ってすごかった。面白いように軽く走れるし、他の自転車を何台も追い抜ける。坂道だって降りないで昇れる。世界が広がった気がした。健康とは言えない持病持ち。身体を鍛えたかったのもある。秋になってカメラを鞄に入れて写真を自転車で撮りに行くようになると、忘れかけてた土や草の匂いや、いろんな鳥のさえずり、風の音、すぐそばにあるのに忘れそうだったものが、ビンビンと飛び込んでくるようになった。

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4月

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7月

自転車での楽しみがわかってきた頃、歩きやすいスニーカーも手に入れた。信じられないくらい歩ける。足元が軽いってすごいことだった。そのスニーカーのお陰で、写真を撮りながら散歩する楽しみも知った。そして私も欲がでてきた。電車に持ち込める折りたたみ自転車を手に入れて、遠くの街も自転車で散策しながら写真を撮りたい!! すごいすごい。ひきこもり寸前だった私をここまで変化させてくれた『自転車』と『写真』に感謝。そして今日1台の自転車が届けられたのだった。

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その名も『GEKKO』。面白く折りたためる。リアキャリアも小さいのが付いている。折りたたんだまま動かせる。他にあまりみないデザイン。欠点は、変速がない。とっても重い。
ストライダとかトランジットコンパクトとか、簡単に折りたためるものが欲しかったのだった。どっちにしようか悩んでどっちも乗ってみたのだけど、ストライダはハンドルの位置が慣れないと難しくて乗れない。値段はどちらも同じだった。もう少しお金出して変速の付いた軽い折りたたみ自転車にしようかと悩んでたのだけど、先日この自転車を見つけた。私の条件にとても近かったのでフラフラと買ってしまった。しかも安い。(けど重い)まだ乗っていないし電車に持ち込みも挑戦していないので、そういう感想は後日。思ってたより色もよくてしっかりしているので、ちょっとうれしい:)

›August 23, 2004

針穴的大阪場所MeetUp Report -後編-

Posted by tearoom at 03:00 PM / Category: antenna / 8 Comments

【当日編】アフタヌーンティーの部の続き
予定では16時頃に、撮影会後半の部から参加のばるばろっくさんが北浜レトロ前に来てくださることになっていた。しかしお茶の時間が少し伸びそうなので、「ゆっくりおいでください」とメールを入れた。それから針穴友の会の会員ではなく針穴経験もないのだけど、針穴的大阪場所MeetUp Report -後編- "【当日編】集合場所に目印が遅れる! "の所でmorioさん捜索で電話をした人というのがqooさんだ。その時に事情を説明し「良かったら途中から参加してください」と伝えてもらっていた。そのqooさんが北浜レトロの途中から参加してくださった。幸運なことに私たちの案内された席には、一つ開いている椅子があったのだ。ゆきこんさんとhakohugu7さんにも紹介が終わって雑談しているうち、ばるばろっくさんから店の前に着いたとメールが入った。これを合図に店を出て撮影会後半のスタートだ。

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(以下、長文画像多し)

【当日編】撮影会後半の部
ばるばろっくさんはオトピン片手に、いつもの笑顔で待っていてくださった。撮影会後半の部は8人。事前の詳細メールで、見るべき近代建物の地図を作成して見ていただいていたはずだが、その地図をプリントアウトして持っている人の姿は見られない。私が持ってきていたので、持って来ていても鞄からお出しにならなかった方もいらしたかも。いや たぶんqooさん以外は皆さんそうに違いない(と、信じておこう ;P)。土佐堀通りから堺筋に入って少し歩くと『新井ビル』がある。これが後半の部の近代建築のスタート。

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『新井ビル』(1922)国登録有形文化財。旧報徳銀行大阪支店-設計は河合浩蔵。現在1階はレストランとして使われている。MAP


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『高麗橋野村ビルディング』(1927)、設計:安井武雄建築事務所。1階にはサンマルクカフェとレストランが入っている。MAP

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蔦の絡まる左側の『青山ビル』(1925)国登録有形文化財。設計:大林組。個人の住宅として建てられたらしい。応接間のあった1階の一室に丸福コーヒー店が入っている。右側は『伏見ビル』(1923)国登録有形文化財。旧澤野ビル。1階にはギャラリーもず。二つの近代建築が並んでいる。どちらも入り口が素敵だ。MAP

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『イトーキクレビオ』(1936)と 『旧東京貯蓄銀行』(1920)。ここは写真がイトーキクレビオの窓の写真しかなくて失礼。ここも二つ並んで断っている。旧東京貯蓄銀行は使われてない様子。参加者のほとんどが、この側の自動販売機で喉の渇きを潤していた。MAP

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『生駒ビルジング』(1930)国登録有形文化財。設計:大倉三郎・脇永一雄・宗建築事務所。堺筋側から見える時計台が有名。2階の窓部分に鷹と思われる像がずらりと並んでいる。1階にハワイコーヒーのカフェが入っている。後半の部の撮影会で一番人目をひいた場所かもしれない。カフェのお客さんの外人さんが、不審そうに見つめてくれた。

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『船場ビルディング』(1925)国登録有形文化財。設計:村上建築事務所。このビルは内部を見学するのを楽しみにしていたのだけど、土曜で5時半過ぎて居たためか、扉が開かなかった。とても残念。硝子扉越しに内部を撮った。 MAP

『小川香料ビル』(1930) 設計:本間乙彦建築事務所。写真を撮りわすれてしまった。すっきりとした上品なビルだった。参加者にも疲労が見え始めた。morioさんが休憩のお茶を望まれたが、もう少しで終わるからと励まし歩いていただく。MAP
『武田道修町ビル』(1927)の前も通る事ができたので、予定には入れてなかったが撮影している方がいたので気づいて貰えて安心。

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『浪速教会』(1930)と隣接する『大中証券』(1912)、設計:辰野片岡建築事務所。現在は高級フレンチレストラン『シェ・ワダ』が入っていて、この日も営業中だったので遠くから撮らせていただいた。MAP

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最後のビルは『八木通商』(1917)(1929改修)旧大阪府農工銀行。設計:辰野片岡建築事務所、改修:国枝 博。素焼きのテラコッタで装飾された美しい建物。ここで8人で道路の向こう側に針穴カメラのシャッターを開き、急いで走って扉の前に並び、3分弱立ったままで記念撮影をした。もう暗くなっていたし夕陽の影になっていたため写ってないかもしれないけど、とても楽しかった。通行する人が一瞬固まって、こちら側を見た。みんな「気にしないでどうぞどうぞ」と口を揃えて言う様子がとても面白かった。MAP

その後、高麗橋野村ビルディングのサンマルクカフェまで戻って休憩。皆さん本当にお疲れさま。針穴で撮影しながらの移動は思いの他時間がかかってしまって、予定していた高島屋で土門拳の部は、途中で行かないことになった。難波で待っていたponkanさんごめんなさい。サンマルクカフェでは、weblog244さんと私がポラロイドピンホール80 で撮った針穴写真を眺めつつ、疲れたからなのかナチュラルハイなのか、終わったという安堵感からなのか、みんなニコニコとお茶を飲み涼んだ。 私はようやくここで人数が確定した【食い倒れ飲んだくれの部】の会場に予約を取った。岡山に帰られるゆきこんさんと、体調が万全でないhakohugu7さんとはここでお別れ。乗り換えが面倒なので、私がゆきこんさんを大阪駅まで送る事になった。阪急百貨店のドーム建築もひとめ見ていただきたかったので、少し遠回りをして大阪駅に着いた。遠い所から参加してもらって本当にお疲れさま。また絶対来て下さいねと握手していたら、泣きそうになった。ぐっと我慢して手を振って見送った。

【当日編】食い倒れ飲んだくれの部
先に到着していた参加者に道を尋ねながら、morioさんご希望のお店、心斎橋の『あほぼん寺』に到着。ponkanさんも合流して7名での会食となった。ワインが運ばれて乾杯する直前だったようだ。喉が乾いてた私は、乾杯後ワインを一気に飲み干してしまった。ちょっと皆さんの目が点になったような気がしたが、きっと気のせいだろう。ここではほとんどweblog244さんにお任せしてしてしまった。weblog244さん、ありがとうございます。ビールも最高に美味しくて、お料理も盛りつけが美しくて美味しかった。追い出されないだろかと思うくらい居座ってしまって、気がつくと23時。

楽しい時間は、あっと言う間に過ぎていく。頼りない幹事だったのにサポートしてくだって感謝。皆さんのお陰で、第一回目の針穴友の会関西MeetUpが無事終了することができた。心からありがとう。次の針穴的奈良場所、あるいは京都場所、または神戸場所、次の幹事に誰か名乗り出てくださることを大いに期待しつつ、私からの報告は終了とさせていただきます。前半と後半、長文と沢山の画像を見て下さった皆さんも、本当にどうもありがとうございます。もし参考になれば、大阪の近代建築を見てきてくださいね。

›August 22, 2004

針穴的大阪場所MeetUp Report -前編-

Posted by tearoom at 11:30 PM / Category: antenna / 0 Comments

針穴友の会関西初の会合が、21日の土曜日行われた。針穴友の会の言い出しっぺの一人として、会員の方々(注:針穴に興味があればBlogpeopleとMyblogListのリストに追加するか、コメント等申し出てもらえれば即会員にしてしまう形だけの会員制度)との交流の場のセッティング、初回くらいは責任上やらなくては! と今回は私が呼びかけと企画をさせていたただいた。関東地区での会合は、素晴らしい針穴の達人会員さん達が盛り上げて下さっている。(関東地区でも同日横浜で第2回目の会合が行われた)

MeetUpの報告は針穴友の会:針穴的大阪場所meetupご報告でmorioさんにエントリーしていただいているので、合わせてそちらもご覧いただきたい。

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(以下、長文画像多し)

【企画編】場所選び
大阪・京都・神戸・奈良、どこも見どころが満載だ。私が関西に越してきた頃には、短時間で色んな素敵な場所に行けることが嬉しくて、しばらくは観光地巡りをしていたものだ。どこにしようかと迷ったが、この暑い時期だ。すぐエアコンの効いた場所に逃げ込める大阪に決めた。秋色が強くなった頃には、他の地域で第2回目を誰かに企画してもらおうと思った。

大阪といえば何処を思い出すか、とアンケートを取ったとしたら、おそらく道頓堀界隈や新世界、海遊館、USJあたりと答える人が多いだろう。単に遊ぶだけだったらそれでも良いかもしれない。しかし針穴カメラで撮影しながらだと辛い。私が好きな大阪の風景を思い出してみた。真っ先に思いついたのは中之島公園だった。一本の川が中之島公園で二本の川に別れる。そこにはバラ園があって、川の両脇にはオフィスビルが立ち並ぶ。バラ園を抜けると東洋陶磁器美術館がある。そしてレンガ色の素敵な素敵な中央公会堂、大阪府立中之島図書館と続く。大阪市役所を抜けると日本銀行大阪支店。しっとりとした大阪の一面を見せてくれる大好きな場所だ。ライトアップされている夜の、その建物達の美しさといったら溜息がでる。なぜこういう近代建築に魅かれるのだろう。もしかしたらその答えのひとつは、私が広島出身だからかもしれない。こんな古い建物が残っていて大切に保存にされようとしている。でも時間とともに老朽化が進んで、それは永遠の物ではないのだが、大阪の素晴らしい大正時代から昭和初期に建築された近代建築、それを今回の撮影会のメインテーマにすることに決めたのだった。21日は土曜日で、北浜淀屋橋界隈のオフィス街には人が少なめ。これは実に針穴向きでもあった。有名な近代建築をリストアップしていき、地図をwebからプリントアウトして色を塗っていく、そんな作業をしていると近代建築が集中している一角が見えてきた。そこを一周する形で撮影をしてもらうことにした。

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【企画編】参加者募集編
どこで撮影会をするのか決める前から、針穴友の会のほうで参加者募集はしていた。その時点で参加してくださる方が2名だったのだが、針穴友の会言い出しっぺの三人のうち、私とmorioさん(あとひとりはMichiyoさん)はfotolog仲間。その為、fotologをやっている会員も多いのだ。面識のある関西fotologger針穴友の会会員に向けて、お誘いメールを送っておいた。ありがたい事に、参加してくださる方が増えてきた。

針穴友の会のblogで、撮影会のだいたいの場所や予定は告知したのだが、どこに何時に集合とか、参加者は誰と誰とか、そういう詳細は参加者にだけメールでお伝えすることにした。これは私のこれまでのオフラインミーティングに参加した経験上のことなので、幹事のわがままとして許していただきたい。

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【当日編】集合場所に目印が遅れる!
さて当日。集合場所はヨドバシカメラの2Fの某所。ここを集合場所にしたのはフィルムを買うことが出来るからだ。私もブローニーフィルム2本とポラロイドフィルム2箱を急いで買い求め、某所に行くとakinoringoさんの姿が見えた。あれ? 目印にゼロピンを持って立っててくださいねとお願いしていたmorioさんがいない。ゆきこんさんhakohugu7さんは初対面。これでは迷われてるなと、ゆきこんさんに電話をしてみると、目の前の女性が今まさに電話に出ようとしている(笑)。そうしていると「針穴の方ですか?」とhakohugu7さんが声をかけてくださった。あとひとり…。morioさんが来ない。morioさんは携帯電話を持たない人だ。連絡が取れない。その上、前日にnet上でお名前を見かけなかった。何かあったのかも!と心配して、住所等を知っているはずの人に連絡を取ってみようと電話している中にmorioさんが現れた。何はともあれ、ご無事で良かった…。そろったところで自己紹介をして、ランチの部に向け移動。同ビルの7Fの『ポムの樹』でオムライス。遅れた人がエレベーターを降りるなり叫んでいたので、そこにした次第。お昼時だったので少し並んだ。

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【当日編】撮影会前半の部
ランチも終わり、予定では『時間があれば観覧車』だったのだが、少々時間的に厳しく次の場所に移動。地下から行こうとしたのにakinoringoさんの露出計が、ヨドバシカメラのタグチェックマシンに引っ掛かりブザーが鳴って挫折(笑)上に上がって売場を通らずに御堂筋線梅田駅へ。次の淀屋橋駅で下車。地上に上がったとたん女性陣は帽子と日傘(日傘は私だけ…)で紫外線対策。日本銀行大阪支店に13:30目標に間に合った。ここから少しだけ参加するかもしれないfreeplayさんにメールしてみようと思っていると、ストライダ(三角の自転車)で颯爽に現われた。絶妙のタイミングだった。
日本銀行大阪支店前から針穴写真撮影会のスタートとなる。freeplayさんはスメ8での撮影だったが、次回はきっと針穴(ゼロピンと予想)カメラでご参加だろう。ストライダが人気者で、日本銀行の前でモデルさんになっていた姿は愛らしかった。知っている人は知っているが、この日本銀行大阪支店の場所は、大阪市役所の御堂筋をはさんだ真向かいだ。当然人通りも多い。そこで謎な集団が変なカメラで撮影している風景は、かなり奇妙だったとおもう。通りすがりに横目でカメラを見ながら通る通行人多数。しかし本人達は楽しい。ひとりでの針穴でないから、さらに楽しい。

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御堂筋の横断歩道を渡ると、市役所の横の澪つくしプロムナードで様々な自転車が集まっている。自転車のお仲間も多いmorioさんによると、そこで自転車発電でライブをやる計画があるらしい。(ここではmorioさんは自転車のお仲間の多くと出会って、撮影もせずに立ち話をされていた(笑)) 程好い木陰で、それぞれ持参の針穴カメラの撮影をした。それが1枚目の写真だ。間違い探しのように1台他のカメラも混ざっている(笑)。私の針穴カメラは中央のHOLGAと黄色いピンホール80と、その後ろの特製蓋付きオトピン広角君。デジカメを含め4台も大きな籠に入れていったのだった。紫の缶カメラはゆきこんさんのもの。右端の一眼レフにピンホールレンズはakinoringoさんのもの。左端のオトピン広角さんはhakohugu7さんのもの。間違い探しのローライコード君とゼロピンはmorioさんのものだ。ゼロピンいいなあ…。レリーズで針穴するのは憧れだ。この風景の針穴写真がゆきこんさんの道草カメラ:近代建築を撮るの巻@大阪場所にアップされているので、そちらもぜひ。

その後、それぞれに撮影スタイルや撮影時間や撮りたい所も違うだろうからと、30分後に公会堂のエントランスに集合することにして、各自で思い思いに中之島図書館と中央公会堂、水晶橋等を針穴撮影した。(撮影をしない人もいた。)

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【当日編】アフタヌーンティーの部
15時に『北浜レトロ』でお茶とケーキ予定だった。お仕事を終えて駆けつけてくださったweblog244さんとは、そこで合流予定。ほぼ時間通りに到着できそうと連絡していただいた。freeplayさんは中之島公園でお仕事に戻られる予定だったのだが、weblog244さんもストライダの愛用者。少しお時間が許すなら、ぜひお顔だけでもと強引に北浜レトロ前まで付きあっていただく。難波橋のライオンに挨拶をしていると、weblog244さんから到着していると連絡が入ったので急いで向かう。

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北浜レトロはイギリスの洋風建築の色の強いとても素敵なお店だ。1階にはケーキや紅茶や紅茶小物のお店になっていて、お茶がいただけるのは2階になる。人気店なので予想通り満席で、しばらく階段の踊り場に用意されたスツールで順番待ちをした。6名がそろって着席するには時間がかかりそうなので、別れて着席してもかまわないということにさせていただいた。はじめに2席が開きhakohugu7さんとゆきこんさんに座っていただいたのだが、私の説明不足でアイスティーだけ注文されたようだ。ケーキもスコーンも美味しいしお茶だけよりお得なので、ぜひそうしていただきたかったのに残念。他4名が案内されて着席したテーブルは、お二人のすぐ横。私たち(weblog244さんはお茶だけ)は迷わず美味しいケーキやスコーンのセットをオーダーして、お互い少しずつ交換して美味しいスイーツを堪能したのだった。またここではmi4koさんからの素敵なプレゼントを、託されたmorioさんからいただいた。それは会員証がわりにもなる素敵なデザインの缶バッチ。そのままお店に並んでいるような素晴らしいパッケージに入れられている。感激してmi4koさんに感激の写メールを送ってしまったほど。ありがとうmi4koさん。それからweblog244さんからは、今日の会合のフライヤー代わりのような、素晴らしいポストカードをいただいた。ありがとうweblog244さん。そしてmorioさんからは、ゼロピンで撮られた美しい針穴写真のポストカードをいただいた。ありがとうmorioさん。私といえば…今回は何も用意出来なくて申し訳ない。次回は針穴ポストカードを作って参加させていだくので、お許しを。

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長編になりそうなので後編に続けます。(23:30から書き始め、マラソン見つつダラダラやってました。野口みずき金メダルおめでとう!!!)

›August 18, 2004

初めてのモノクロフィルム現像

Posted by tearoom at 11:36 PM / Category: photo & camera / 2 Comments

暑いです。今夜はとっても暑いです。またこちらの更新止まってましてごめんなさい。昨日抜歯しまして、酒抜き運動抜きうがい抜きのつらい一日をすごしました。今日は飲めます。それになんといっても暑い! 冷やして置いておいたシャンパンあけてしまいまして、ごめんなさい、ほろ酔いです。

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上の写真は、一つ前のエントリーで書いた、スイスのPeter Olpeさんが製作されたキットで撮った写真です。そうです、蚊に刺されながら撮ったあの写真です。(ごめんなさい、酔うとこんな書き方になってしまう癖があるようです。)このブローニーのフィルムを含め、3本の白黒ブローニーフィルムを、一昨日現像したのです。ドキドキしました。ブローニーフィルムには、紙がついているのですが、それを取って現像するのか、そのまま現像するのかも、わからない状態だったんです。道具だけは揃えていたんですけどね。人に尋ねてもブローニーは現像したことない方ばかりで、どうしたらいいのかわかりませんでした。結局ダークバックの中で、手探りで紙は取り除き、リールにフィルムを巻き付ける作業までなんとかたどり着きました。しかししかしなかなか巻けません。きっとその時フィルムに触りまくったんでしょうね。こんなネガができてました。

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ちょっと悲しいけどいい記念になります。フィルムを現像する時のポイントは、現像液の温度になるみたいなんですけど、書いてある20度には、どうやってもならないので困りました。氷水に現像液と定着液のボトルを入れていても、この暑さ、23度以下にはどうやっても下らないんです。仕方ないので、その温度でやっちゃいました。


できあがったネガを見た瞬間、とっても嬉しかったです。私でも出来たっていう喜びでしょうか、感動しました。溜めていたブローニーのモノクロフィルム、3本一気に現像しちゃいました。お出しできるものは少ないのですが(みんな針穴だったので)自己満足しております。失敗を糧にして、また日々精進したいと考えております。

そうそう、 Nさんを撮った針穴HOLGAは見事に写っていませんでした。フィルムキャップしたままシャッターを押したようです(泣)(シャッターを開放で止めるように改造していたのです。現在はシャッターユニットごと取っ払いました)。ごめんなさいNさん。

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›August 11, 2004

針穴写真とNさん

Posted by tearoom at 08:20 PM / Category: a daily life / 8 Comments

陽射しがジンジンと照りつける午後から一時間半、ブローニータイプの針穴カメラ2台とPolaroidピンホール80を持って近所を散策した。遊具がまだ新しく感じる学校の裏側の公園で、Nさんと出会った。

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針穴カメラがいつの間にか数個増えている。新しい針穴カメラは、スイスのPeter Olpeさんが製作されたキットの、紙で出来ている組立式のピンホールカメラ。手に入れたのはつい最近。ブローニーフィルムを使う6×9 cm フォーマットのピンホールカメラだ。なにぶん紙製なので晴れた日しか持ち出せない。今日は良過ぎる空模様だったので、どんな写りをしてくれるのか、試撮をかねて持ち出した。

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木々が大きく生い茂った公園や舗道で、蚊にかまれながら撮り始めた。Polaroidピンホール80とPeter Olpeと針穴に改造したHOLGAで数枚ずつ撮った。どのカメラも野外へ持ち出すのはかさ張るカメラだ。撮っている間やPolaroidを現像している間、五ケ所くらい蚊に咬まれた。2匹ほどパチンと叩いてつぶしたのに、手と腕ばかり咬まれてしまった。しばらくすると猛烈に痒い。掻いたら後にのこっちゃうからと、薬屋さんに薬を買いに行こうとしてる途中で、通りかかった公園。そこの手動ライドが見た事のないものだった。なんとなく手動ライドがあると、写真に撮りたくなるのだ。これは撮らねば!と自転車を停め、ライドや鉄棒など撮っていた時のこと。ひとりの女性に話しかけられた。その女性がNさんだ。

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針穴写真を撮っていると、不思議そうな顏で見られることは多い。街中では大人の科学のピンホールで撮っていることが多いので、カメラの形だから何をしているのかまで尋ねられたことはない。話しかけられた時はPeter Olpeを真上に向けて、百日紅の花を撮っていた時だった。「何をしているのですか?」と尋ねられた。Nさんは私の母親より歳上に見えたから、たぶん70歳を過ぎている。私は一人で写真を撮っている時に、何をしているのかと尋ねられたことは初めてだ。不審に思って話しかけている風ではなく、一体何をしているのだろうと好奇心で声をかけていることはわかったので、「これはピンホール写真を撮っているのです」と答えた。すると、「普通のカメラとどう違うのか」と返された。「レンズではなく、針で開けた小さな穴を通して、フィルムにその像を焼き付けるのです」と、答えた。ちょうどさっき蚊に咬まれながら撮ったPolaroidピンホール80の写真がある。その写真を見せたほうがわかりやすいかなと、Nさんに「こんな写真がとれるのですよ」と見せた。

するとNさんは気に入ったらしく、自分は昔に絵を描いていて、特にフランスの印象派の絵が好きであるということ。それからフランスの映画が大好きだということ等、いろいろ話してくれた。私は
"絵が描ける方が羨ましいです。私は絵心がないので写真なのです。針穴写真は始めたばかりだけど、雰囲気のある写真が撮れるのが面白くて、こうして晴れた日にこんなことをしているのです。フランス映画は私も大好きです。アメリカよりヨーロッパに魅かれています"
 と話した。するとNさんは、
"うちはこのすぐ近所なので画集を見にいらっしゃい"
と出会ったばかりの私を誘って下さる。今日はまだこれから写真を撮りたいのでと、丁重にお断りをした。なんでもNさんのところには、絵の好きな若者が出入りしているらしい。最近そのうちのひとりが個展を開いたらしい。
"貴女も個展をおやりなさいな"
と、突然そうおっしゃる。
"個展をする程のものは持ち合わせていないし、ギャラリー代も高いので"
と逃げると、お友達がギャラリーをやっているから安く借りてくれるらしい。どうやら私はNさんに気に入られてしまったようだ。こんなことは今までしたことがないのだが、私はNさんの姿を針穴写真で撮ってプレゼントしたくなった。ちょうどPolaroidピンホール80も持っている。撮らせてくださいとお願いすると、恥ずかしいからと断られたのだが、帽子がとても素敵なので後ろ姿で結構です。五〜六秒そのままで居て下さいねと、結局撮らせていただいた。その写真が一枚目の写真だ。ポラロイド写真は一枚しかないので、家でスキャンして後で差し上げてもよかったのだけど、Nさんはその写真をとても喜んでくれた。私はその嬉しそうな笑顔で充分な気持ちになって、写真はデジカメで撮って残す事にして、その写真はその場で差し上げた。他にも針穴HOLGAで一枚撮らせてもらった。

もっと私の撮った写真を見たいと言われた。胸がいっぱいになった。今度HOLGAで撮った写真をお渡しする時、写真を選んで、持っていってみようと思った。最後に住所交換をしてNさんとお別れした。黒いサマーニットと麦わら帽子が素敵な人だった。

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お別れした後気づいた。あんなに痒かった蚊の虫刺され、いつの間にか治まっていた。今日は良い日だ。

›August 09, 2004

汗とビールの琵琶湖遊び

Posted by tearoom at 03:34 PM / Category: antenna / 7 Comments

日曜日、写真仲間と琵琶湖に遊びに出かけた。夏の真っ昼間に出かける事は、夏バテ気味な私には辛いかなと、初めは夕方から参加させてもらうつもりだった。琵琶湖に決まったのは前日。こっちに越してきて琵琶湖周辺をドライブしたことが一度あるだけだ。夜の花火を観る他に、昼間に遊覧船に乗る予定も入っている。こんな機会でもなければ、乗る事もないだろう。しかし暑いしなぁ…。返事を曖昧にしたまま当日の朝を迎える。体調も良さそうだし参加メンバーも顔見知りさんばかり。結局、集合時間から一時間遅れで滋賀県大津市に向かった。

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(以下画像多め)

花火を撮るにはしっかりした三脚が必須。でもデジカメとHOLGAと針穴カメラ、バッグに入れたカメラは三つ。それから、ペットボトルの水と折りたたみ日傘、予備のフィルム、もうバッグぱんぱんだ。花火を撮るのは殆ど諦め、ミニ三脚だけにした。大津駅に着き携帯電話に連絡を入れ、仲間と合流。強い陽射しで日傘を差さずにはいられない。みなさん汗が滝のように流れている。一番年長で、しかも私以外男性。思わず姉のように「みんな帽子持ってきてる?」と心配してしまう。私も水分を補給すると、その水分がすべて汗になって流れていく。京阪大津線の1Dayチケット500円を買って、沿線散策。予約を入れている遊覧船の時間まであまり時間がなく、少しだけの散策だった。私が途中参加したためと、暑さのせい。ごめんなさい。

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汗だくの散策を終えた後は、琵琶湖の遊覧船ミシガン一時間コースに乗船。乗船前から楽しませてくれるウエルカムセレモニーとウエルカムソング。カメラを向けるとニッコリとピースサインをしてくれた。飛びっきりの笑顔Thank you!!

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出港すると風がとても気持ち良い。さっきまでの汗だく状態のことを忘れ去ってしまうほど気分爽快! 3階の売店に飲み物を買いに行ってみるとビールがある。人数分買い求め配った。冷たくて最高に美味しい。この一杯のために夏があるのだ!!

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カメラは3台も持っていったものの、仲間達と出かける時に撮る写真の枚数はどうしても少なめになる。人数が多い時は針穴写真を撮りながらでも追いつくが、少人数だとすぐに置いて行かれる。今回も針穴写真は数枚しか撮れなかった。HOLGAは1本(12枚)のみ。ミシガンに乗っている時が、今回は一番写真が撮れたのだけど、それでもいつもに比べずっとすくない。おまけにちゃんと写っていない(笑) 。ビールと暑さのせいもあるのだろう。まともに撮れているのはfotologやIDサイトでそのうち出していこうと思う。

琵琶湖の花火は水中花火で、とても美しかった。三脚をもって行かなかったんで、花火写真はすぐに諦めて、肉眼で花火を観て楽しむ事に徹したのだった。そんなわけで、ブレブレの花火写真と花火前の酒盛り乾杯写真を載せて、汗とビールの琵琶湖報告は終わり。

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Thank you

›August 07, 2004

記念日の美しい夕焼け

Posted by tearoom at 06:56 AM / Category: antenna / 4 Comments

「綺麗な夕焼け! 帰る前にみんなで写真撮っていこうよ」そんな声が背後から聞こえた。私が舗道で小さな三脚を立て、針穴写真を撮っている時だった。

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しゃがみ込んでる私を追い越した後が、上の写真。子供たちがヒラヒラフリルのワンピースが、とてもとても可愛い。母親の声で夕焼けを見ている右側の子供と、写真撮るの? ってウキウキして振り返る左の子供。その後夕焼けを背にして並んで記念撮影をした。その写真は撮れなかったけど、撮った後カメラに駆け寄り「綺麗に撮れた?」とばかりに、カメラに駈けよってきた時の写真が下の写真。きっとデジタルカメラなのね。

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昨日、夕方6時過ぎて家を出た時にも、とても空が綺麗だった。雲が薄くかかっていて、その雲が割れて赤く染まりつつある西の空。電車の中からもオレンジの光線が街を包む様子が見えた。駅から大阪城公園まで歩く道すがらも、その夕焼けが気になって仕方がなかった。写真が撮れる所まで、綺麗でいてくれたらいいな、そう思いながらも染まっていく空にカメラを向けながら歩いた。

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針穴カメラでも撮った。一枚撮った後フィルムを巻こうとしたら、巻けなくなってしまった。フィルムが終わってしまったようだ。こういう時に限って、予備のフィルムを忘れて来てしまった。ビルの中にあるコンビニを探して一本買い求め、歩きながらカメラにセットした。急がないと夕焼けが終わってしまう。そんな気持ちで速足で歩く。そして、ビルを抜けて視界が開けた場所で針穴を撮り始めた時の写真が、一枚目になる。

その後、大阪城公園に渡る橋の上で何枚も撮った。夕陽にかかる高層ビルの灯も見え始めて、川に夕陽のオレンジが映り込んで、とても美しかった。こんな美しい夕焼けの日に、ここで写真を撮れた事がとても嬉しかった。ふと横を見ると、多くの人達も携帯電話のカメラや手持ちのカメラで、夕焼けを撮っている。ますます嬉しくなった。ここで撮った写真は、Photogra-teafotologには19:03の写真を載せたから、ここではもう少しだけ遅い写真を載せておこう。19:10の夕焼け。

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輝く川を見ながら、故郷広島では灯籠流しが始まっているかなと、ふと思った。

そうそう、あの子供たちがフリフリの可愛いワンピースを着ていたわけがわかった。夜の大阪城ホール付近OBPは、こんな子供たちだらけだった。みんなお姫さまみたいで可愛かったな。大阪城ホールでこれが開催されていたのだった。

›August 05, 2004

 Look!「ライフ・ウィズ・ドッグズ」写真展

Posted by tearoom at 11:19 PM / Category: antenna / 5 Comments

近所の百貨店のギャラリーで『Look!「ライフ・ウィズ・ドッグズ」写真展・写真家の相棒たち:犬と人の時代』が始まった。夕方から書籍売場と今日から始まった沖繩物産展をひやかしに行ったついでに寄ったのだけど、とんでもない写真展だった。エリオット・アーウィットの写真も2点もある! 森山大道の写真もある! 訃報の知らせが届いたばかりのアンリ・カルティエ・ブレッソンの写真もある! すべて犬の写真なのだけど、こんな写真がこんな小さなデパートのギャラリーで開催されていいのだろうかと思った。

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2002年からニューヨークでの開催から始まって、世界中を巡回しているというこの写真展。日本では東京で一月に開催されてたらしい。後はここ大阪の小さなデパートのギャラリーの予定しか出ていない。これは愛犬家はもちろんのこと、なるべく多くの人に観ていただきたい写真展だ。閉店近くの時間帯で、二三人しかいなかった会場で丹念に写真を一枚一枚観る幸運に恵まれたのだけど、また観に行きたいと思った。私も犬を飼っている。犬の写真というだけでウットリニコニコなのだが、決して可愛いだけの写真ばかりではない。会場の中で、涙が出そうになるほど、可愛く切なく愛おしい犬たちの姿が、19世紀後半から現在までの多くの著名な写真家によって撮られている作品達なのだ。目にしたこともある写真もきっとあるはず。しかも入場料300円だ。素晴らしすぎる。

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沖繩物産展で買い求めた、海葡萄とか揚げパンとか片手にぶら下げたままで入った事、とっても後悔している。少なくとも後2回は見に行こうと思っている。それから、わが家の年老いた愛犬を一度ちゃんとモノクロで撮ってみたいと、心から思ったのだった。

京阪電車 守口市駅下車すぐ
京阪ギャラリー・オブ・アーツ・アンド・サイエンス
■開催期間: 平成16年8月5日(木)〜8月16日(月)
※会期中無休
■入 場 料 : 高校生以上300円 
※65歳以上、中学生以下無料
■開館時間: 10:00〜20:00
★最終日10:00〜18:00
※各日ご入場は30分前まで

›August 04, 2004

淀川の堤防から眺める淀川花火

Posted by tearoom at 08:25 PM / Category: antenna / 3 Comments
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昨日のこと。この花火は、部屋からも見える。小雨もパラパラ降っているし、部屋から観覧するかなと思ったのだけど、三脚持って自転車で堤防上まで見に行った。

左に見えるビルの灯は梅田の街。花火は淀川を挟んで十三側で上がるらしい。近くで見た事がないから予想なんだけど。右に見える花火が、その十三側だ。川が湾曲して流れているのが、とても良くわかる。堤防の上の道の石の上に座って、反対側の堤防の向こう側から花火が見えた。小雨のせいか、観客はまばら。それでも同じ目的を持って、この場所に集まった人達に軽い連帯感を憶えた。傘をさして、その下で三脚を立ててデジカメでたくさんシャッターを押した。花火を撮るには、とにかく沢山撮ってみること、とどこかで読んだからだ。デジカメのズームで花火まで距離があって、小雨と風の中撮った写真の中で気に入った物はほとんどなかったけど、こんな写真が撮れた。花火の部分だけ切り取ったけど、本当にお花みたいで綺麗!

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›August 02, 2004

Movable Type 3.0にした

Posted by tearoom at 07:57 PM / Category: blog / 5 Comments

何事も勢いでしょ!と、早速Movable Type 3.0にアップグレードした。手順はMovable Typeのアップグレード手順そのまま。Typekeyは5月に登録していたから、スルスルとDLまではできたのだけど、やっぱりこういうのはドキドキするし、事前にバックアップもとらないといけないし、結構時間がかかった。

すんなりとうまく出来たのではないけど(extlibの中のフォルダひとつアップロード忘れ)、一安心だ。ひとつPhotoBlogを削除してしまったし、moblogも作り直したけど、まあいいや。いずれIDサイトのGoofy's Tea Roomの方に硝子写真は入れちゃおうと思う。こっちに載せるのも新鮮でいいかもしれないし、しばらくは様子をみよう。
お疲れさまでした。

Movable Type 3.0にする準備

Posted by tearoom at 03:42 PM / Category: blog / 2 Comments

Movable Type 3.0の日本語版にアップグレードしようと思ったら、限定個人ライセンスで利用できるユーザー数 は 1、ウェブログの数は 3 だった。moblog用にユーザーもうひとり作っていたし、現ウェブログ数は4。moblogの投稿者の変更は簡単にできたのだか、MTで投稿者をひとり削除したら、投稿者名のところが空白になってしまった。moblogは携帯電話で撮った写真を貼っていただけなんで、過去ログも重視ではないし面倒だから作り直した。それでユーザー数の問題はクリア。あとはウェブログをひとつ減らさなくてはいけないのだけど…。

Blog-teaとmoblogは必要なので削除できない。となるとPhotogra-teaかPhoto-glass。ログの数ではPhoto-glassの方がかなり少ないし、更新通知サービスで逆リンクしてもらってる数もとても少ない。Photo-glassを削除することにした。Photogra-teaと一緒にするのもいいけど、新しくIDで作ったGoofy's Tea Roomに写真を入れるのもいいかもしれない。

今後やらなくてはいけないこと
・自分のblogからPhoto-glassのリンクを外す
・可能な限り更新通知サービスに登録してもらっている所に連絡
・削除したあとPhoto-glassのトップページにアナウンスのhtmlを作成

ちょっと面倒だ。個人でライセンス買うと高いものなあ…

www.movabletype.jp