8月 19
暦の上では立秋。しかしまだまだ猛暑の最中でございます。ここ近年は体力に限界をひしひしと感じ「この夏を乗り切れるのだろうか」と思いながらも、「撮りたい」という活力源のもとに出かけておりますが、機材を持って出歩いているのに暑さと戦って負けて、撮影しないままトボトボと帰ることも多くなってしまった私ではございますが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか?
さて、幽霊会員ながら所属しております針穴系団体の会員展ふたつが、今年は両方東京で行われます。両方出展致しますので、お知らせさせていただきます。
ピンホール写真芸術学会 東京展 『微光の描写』
期間 : 2013年8月20日〜9月1日 11:00から18:30まで 月曜休廊
場所 : ギャラリーコスモス (東京都目黒区下目黒3-1-22 谷本ビル3F)
近代建築を針孔で記憶するライフワークになっている『針穴モダニズム』から、今年撮影しましたヴォーリズ建築を三枚のモノクロ組写真で参加します。
日本針穴写真協会 『針穴写真展2013』
期間 : 展示室 2013年8月28日〜8月30日 展示ロビー 2013年8月28日〜9月1日←私の展示はこちら 10:00〜20:00 最終日は16:00終了
場所 : 東京都江東区文化センター
詳細はこちら
二枚の組写真で参加します。こちらはカラーになる予定です。タイトルだけは提出しているものの、ギリギリまで決定できないのはいつものこと。
お近くにおいでのことがございましたら、ぜひ見てやって下さいませ。
6月 19
コピアートペーパーを使うPhotogramシリーズその2。
「影をつかまえる。」
一枚目。摘んできた草花と、身に着けていたアクセサリーを置いて出来た影。ペーパーの上に、ふんわりと置いただけのPhotogramの基本形。草花をアクリル板で挿むと、押花みたいにしっかりと形が写る。
前エントリーのように、デジタルネガを使っていない純粋フォトグラム。または日光写真。
これはモミジの木蔭で、モミジの葉の影を捕まえたもの。風がある日で、辛うじてモミジと判る。他の木蔭でも捕まえたのだけど、それはもはや葉っぱではなくて雲みたいになった。
紫陽花である。右隅に私の指入り。トゲトゲ葉っぱの影も捕まえられていて嬉しい。
一枚目は摘み取って置いた。二枚目三枚目はそのまま翳しただけだ。
太陽光の下で紙を箱から取り出して、色が変ったら箱に入れる。帰ったらアイロン(またはラミネーター)を当てると像が出てくる。
また日光写真のワークショップの機会があれば、子供たちにはサイアノタイプよりコピアートペーパーの方が面白いかもしれないと思っている。
6月 17
久しぶりに悪い夢を見た。
三本も見た。
太腿に強く押し当てた指の跡が残っている。
夢で良かったと思うと同時に
夢が教えようとしてくれてる事を考える。
胃が悪かっただけかもしれない、ね 。
追記(おまけ)
最近入れたiPhoneのROAD MOVIESというアプリで遊んでみている。音のバリエーションが少なくて、好む曲が決まってしまうのが残念だけど、新鮮に単純に遊んでみている。貼り付けておこう。
6月 15
神戸の塩屋という場所は、神戸の中でも最も海と山が近い場所ではないだろうか。実際には違いそうだけどそう感じる。山側の洋館群の素敵さに、電車の車窓からいつも山側ばかり見てしまうけど、海側だって負けていない。
塩屋駅を降りて海側に目をやると、すぐ目に入る洋館がある。それが旧ジョネス邸。
1919年にフレデリック・モリス・ジョネス氏の邸宅として建てられて、1945年に山田作之助氏に所有者が移り、1963年に現在の場所に移築されたこの洋館が、現在解体の危機にある。
マンションの建築計画による解体だ。地元住民の皆さんが中心になって、『旧ジョネス邸を次代に引き継ぐ会』を作られて、署名、募金、共同購入等の活動されている。
5月11日の内覧会に行かせていただいた。当日の様子や写真は、いろんな皆さんがブログ等に載せられているので、私は当日少しだけ撮らせていただいた針穴写真で、この洋館の素敵さをお伝えできたらと思う。
入口側は国道二号線。裏側はすぐ海。
広い庭に大きく育ったシュロの木が二本。
内側からガラス越しに見た庭。
奥の植込みの向こう側は瀬戸内海。
階段を昇ってすぐの二階のフロアが素敵で、ここの隅に針穴カメラを置いて建物の空気ごと撮らせてもらった。見学者が500人訪れたと聞いた。
もう当日になってしまったけど、6/15も内覧会がおこなわれる。
詳しくは旧ジョネス邸を次代に引き継ぐ会のサイトで。